訪問診療を受けるには 「家で療養したい」と思った時のスムーズな進め方

「これからは住み慣れた家で過ごしたい」
そう決めたとき、期待と同時に「医療的なケアはどうなるの?」「介護の手続きは?」と不安を感じる方は少なくありません。在宅医療は、病院の先生や相談員、地域の専門スタッフと連携することで、無理なくスムーズに開始できます。そのための「3つのステップ」をご紹介します。
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STEP 1病院の「相談窓口」に相談する
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まずは、入院先の病院にある「地域連携室」や「患者相談窓口」を訪ねてみてください。
ソーシャルワーカー: 退院後の生活をコーディネートしてくれる「ソーシャルワーカー(MSW)」という専門職がいます。彼らが橋渡し役となり、お住まいの地域の「ケアマネジャー」や「訪問診療医」を探し、紹介してくれる最初の窓口になります。
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STEP 2ケアマネージャーを決定し介護保険を申請する
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自宅での生活には、医療だけでなく「介護」の支えも必要です。
介護保険の申請: 介護認定を受けたことがない方は、お住まいの自治体に申請を出すことから始まります。
病状によって急ぎで環境を整える必要がある場合は、「認定の結果を待たずに」サービスを使い始めることができる仕組み(暫定利用)があります。まずはケアマネジャーに相談しましょう。
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STEP 3 在宅ケアチームでの顔合わせ
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退院が決まったらこれから自宅でのケアを担当するメンバー(在宅医、訪問看護師、ケアマネジャーなど)と一緒に打ち合わせ(担当者会議)を行います。
■一人じゃない。家での安心を支える「多職種チーム」
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医師による定期的な診察(訪問診療)に加え、看護師やヘルパー、薬局がチームとなって、ご本人とご家族を支えます。
・訪問看護の安心感:「夜中に体調が変わったら?」という不安に応え、24時間体制で連絡が取れる体制を整えます。
・訪問薬局のサポート:薬剤師がご自宅までお薬を届け、管理方法や飲み合わせについて丁寧に説明します。ご家族が薬を取りに行く負担を減らせるだけでなく、患者さんの状態に合わせた調整も行います。
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.まとめプロの力を借りて「家」を安心の場所に
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在宅医療は、決してご家族だけで背負うものではありません。
住み慣れた家での暮らしを大切にしながら、必要な医療を自宅に届ける。そんな専門職のチームがあなたとご家族の毎日に寄り添い、しっかりと支えていきます。
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まずは、入院先のスタッフに「家で過ごすための準備について、相談に乗ってください」と伝えてみることから始めてみませんか?
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